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透明 (2)

「そんなの見間違いよ。光が何かに反射したんでしょう?」
 そう言い捨てて、私はキッチンに立つ。朝から準備していたキッシュをオーブンに入れてその場からリビングを覗くと、彼はまだテーブルを眺めながら「そうかなあ」と呟いていた。

 キッシュは彼の大好物で、私はその作り方を姉から教わった。
「白身魚とほうれん草と……しめじの代わりにエリンギを入れるのが大好きなの」
 パイ生地をめん棒で伸ばしながら、幸せそうにそう言っていたのを今でも覚えている。
 姉がこの世を去ってしばらく経った頃、教わったとおりにキッシュを作って彼(と姉)の家に行くと、彼はとても喜んでそれを食べてくれた。今考えると、はじめて一人で作ったキッシュは姉の作った物とは比べものにはならなくて、それはそれは美味しくなかったはずなのだけど、彼はそれをたいそう褒めてくれた。
 私は気をよくして、それからひと月に一回、彼が私の家を訪問して一緒にキッシュを食べるという「キッシュランチの日」が生まれたのだった。

          *

「ゆうちゃんの旦那さまになる人は、なにが好きかしらね」
 小さく切った白身魚をソテーしながら、姉はそんなことを口にしていた。
 さあね……、と答えながら私は内心で「結婚なんてしないもの」と呟く。
 結婚願望が無いわけではなかったけれど、私の中では「旦那さまになる人」がすでに決まっていて、でもその人が私の結婚相手になるとは思えなかった。それは、夢にも思ってはいけないことだった。
 彼以外との結婚なんて考えられないから、私の中では必然的に「結婚しない」という答えが導き出されていたのだ。
 まさか姉がこんなに早くいなくなるなんて思いも寄らないことだった。


 姉を「おねえちゃん」と呼べなくなったのは、いつからだったろう。


つづく。

***
昨日のつづきー。
これは30分くらい。

気分転換だから、難しいことなんにも考えてない!
プロットもないし。(なんとなくの物語はうっすら頭の中にあるけど)
リハビリ的に、手が動くのにまかせてる感じ。

このくらいのペースでじゃんじゃか書けたら、楽しいかもね。
若かりし頃はこのくらい書いてたかもなー。
一晩でお話書いて、次の日のイベントに持ってってたりしてたし。


こういう、いつもと違う感じのお話を書いてると、昔ここにいたモジャモジャしたヒトを思い出すなあー。
モジャモジャのヒトはすごくきれいな文章を書いていたな、とか思うよ。
くまっこちゃんは物語を考えるのは得意だけど、文章にするのがすごく苦手だから、ちょっと羨ましかったんだ。

「ゆうちゃん」が昔を思い出してたから、くまっこちゃんもついつい思い出しちゃった。
今もモジャモジャっと執筆してたらいいんだけど。

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Appendix

くまっこにっき?

ここは前まで「クマザサ秘密通路」っていうブログだったんだけど、くまっこちゃんが乗っ取りました!
なので、くまっこが日々の恥ずかしいあれやこれやどれやをちまちま載せていく日記になったんだ。
物語とかイラストとか日記とかケーキとか載せていくから、仲良くしてね。

熊についてだよ。

くまっこ

Author:くまっこ
イラストレーターと見せかけて、ただのラクガキ熊。
楽譜の裏と100円ボールペンがお仕事道具。
72色入り298円のクレヨンが宝物。
(よく数えてみたら71色しかなかった。※同じ色が2本入ってた)

くまっこあるばむ。

いまこんなかんじ。

ついったなう。

お手紙ほしいよ!

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ちがうところ。

こんなの聴いてる。

来てくれてありがと。

見てくれてありがと。

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